HONDA 除雪機メンテナンス

ここ数日気温が上がり、この時期には珍しく暖かさを感じました。

明日は最高気温16℃と更に暖かくなりますが、次はいつ雪が降るのでしょうか…。

 

本日はお客様にお買い上げ頂いた除雪機をメンテナンスした際の様子を載せていきたいと思います!

 

今回メンテナンスを行いましたのは、HSS1170i という種類の除雪機になります。

やわらかい新雪はもちろん、重みでしまった硬い雪もしっかり除雪してくれる中積雪地帯にお住いの方にもオススメのモデルです。

 

まずはエンジン交換から行いました。

 

御覧の通り、かなり黒く汚れています。

普段バイクに乗られている方はオイル交換の重要性についてはご存じかと思いますが、

除雪機のエンジンオイルには、以下の効果があります。

エンジンブロック内の金属部品の摩擦を、オイルで滑りやすくして軽減する「潤滑作用」

エンジン内のピストンとシリンダーの隙間を密閉し、燃焼効率を良くすることでエンジンの動力ロスを少なくする「密閉作用」

オイルでエンジン内を冷却する「冷却作用」

エンジンブロック内の水分をオイルで洗い、エンジン内の錆びを防ぐ「錆び付き防止作用

エンジン内の金属部品が摩擦することによって発生する鉄粉を、エンジン内から洗い落とす「洗浄作用」

オイルが劣化してこの効果が失われていくと、徐々にエンジンが痛みだしてきてしまい、最終的には故障する恐れがあります。

交換頻度については毎年シーズン前に交換するのが好ましいそうですが、メーカーや種類によって異なりますので取り扱い説明書に従って行って頂くのが一番安心かと思います。

 

続いて、除雪機の中核を担うオーガのオイルも交換します。

オイルを抜くためのドレンボルトが無い為、上からオイルを吸い上げています。

 

続いて給油口からオイルを規定量まで入れました。

 

次に、クラッチやレバー・投雪口など駆動部分の動きが良くなるようにグリスアップも行いました。

 

同時に、オーガのボルトナットを増し締めしています。

一番負荷のかかる部分というだけあって、ボルトが緩みやすいので定期的に点検が必要になります。

 

塗装後の写真はありませんが、雪の出入りが激しい投雪口とオーガが駆動する部分の塗装が剥がれている為、再塗装しました。

使っているうちに剥がれてしまう部分ではありますが、塗装しなおす事で見栄えも良くなり、心機一転した気持ちで除雪する事が出来ます。

 

以上が今回行ったメンテナンスになります。

ホームセンターでは予約時点ですでに除雪機は完売となっており、新品で在庫のある店舗も少なくなってきております。

当店の除雪機も徐々にお買い上げ頂き、残り3台となりました。

購入を検討されている方はお早めに!

詳細は Gooバイク から

それでは、スターモーターサイクル 桃でした!!!